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稽古場の帰り道
稽古場、自転車で通っているのだが、帰り道、猫に絡まれた。2匹。前輪にまとわりつく。そっと止まって、「行きなさい」って言っても、前輪に背中を押しつけている。自転車を引いたり、後退させたり、約1分。急に、1匹が、よそへ走っていき、追って 、もう、1匹。なんだったんだ、君たちは。 吉森治でした。
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奥村の、ボボッボ・ボツ台本2
うっひー

もうこんなじかん。

日記、、、

今回も、この手でいきます。

怒らないでくださいね。

『犬』

子供「ただいまー!」
ママ「おかえりなさい。」
子供「ママ!聞いて聞いて!」
ママ「なあに?」
子供「あのね!犬を拾ってきたよ!」
ママ「まあ。」
子供「ねえ!飼ってもいい?」
ママ「え?」
子供「ねーねー!飼ってもいいでしょ?おーねーがーい!おーねーがーい!」
ママ「もう、困った子ね。ワンちゃんはどこにいるの?」
子供「おーい!入ってきてもいいよー!」

犬が入ってくる
みすぼらしい

ママ「・・・え?」
犬 「久しぶりだな。」
ママ「・・・」
犬 「ポチだよ。もう、7年になるかな?俺がこの家を飛び出してから。あやか(子供の名前)大きくなったな。ともこ(ママの名前)すまなかった。いや、謝って済む問題じゃないか。7年前のあの日、俺は、どうかしてたんだ。今更許してくれとは言わない。ただもう一度、家族としてやり直せたら。勝手なことを言ってるのは分かってる。ただ俺は、今日までずっと、お前たちのことを考えていた。忘れる日なんて一日もなかった。ずっと、大切に想ってきたんだ。すぐに帰ろうと思った。でも、帰り方が分からなかった。どう帰ったらいいのか、分からなかったんだ。雨でニオイも消えちまって、冷静になった時には、家がどこにあるのか、さっぱり分からなくなっちまったんだ。今日、たまたまあやかに会って、久しぶりにシッポを振ったよ。これでもかってくらい。ちぎれるかと思った。そしたら、あやかがここに連れてきてくれて。やっと帰ってこれたんだ。ともこ。さみしい思いをさせてごめんな。これからはずっと傍にいるから。」

犬、ママに近づく

ママ「いやだ!汚い!」
犬 「え?」
ママ「なんてみすぼらしい犬なの?」
犬 「おいおい。待ってくれよ。」
ママ「あやか!触ったの?あの汚い犬!触ったの?」
子供「うん。」
ママ「すぐに手を洗ってきなさい!はやく!」

子供、はける

ママ「みすぼらしい!しっ!しっ!しっ!(追い払おうとする)」
犬 「おいおいおいおい。待ってくれよ。ともこ、俺だよ!ポチだよ!忘れちまったのか?ほら、ここの首の付け根のとこを撫でると、きゅーんきゅーんって、喜んでたポチだよ。ほら、ともこ、撫でてもいいんだぜ?そしたら、きゅーんきゅーんって・・・」
ママ「なによこの犬!近寄らないで!しっ!しっ!しっ!」
犬 「ともこ。お前、怒ってるのか?俺が急にいなくなったから怒ってるんだろ?そうだろ?・・・すまなかった。あの時、俺はどうかしてたんだ。急にテンションが上がっちまって、急に走り出したくなって。ほら、あの頃、あやかはまだ赤ん坊で、ともこはあやかにかかりっきりで、なかなか散歩に連れてってもらえなかっただろ?だから、なんつーか、ストレスが溜まっちまって。ずっと自分のしっぽを追い回してた。おかしくなっちまってたんだ。それでたまたま、ともこがこのドアを閉め忘れた時に、逃げ出したんだ。いや、逃げ出したかった訳じゃないんだ。全て失って、初めて気づいたんだ。俺は、本当に幸せだったんだなって。」
ママ「くっさ!くさい!すごくくさい!もう!どっか行ってよ!しっ!しっ!しっ!」
犬 「ともこ、ともこ、ともこ、ともこ、ともこ、ともこー。待ってくれよ。」
ママ「うるさいわね!吠えないでよ!」
子供「ママ―!」

子供が犬(純一郎)を連れてやってくる

子供「純一郎、お腹が減ったってー。」
純 「ママ、ママ、オナカヘッタ!オナカヘッタ!(甘えてる)」
ママ「あらあら、純一郎ちゃん!どうしたのー?よしよし。かわいい子ね。すぐにごはんの準備、するからね!まってってねー。あやか!そこの汚い犬、絶対に家の中に入れたらダメよ!」

ママ、はけていく

犬 「・・・お前は?」
純 「はじめまして。僕はこの家の飼い犬、ヨークシャテリアの純一郎だ。純と呼んでくれていい。」
犬 「・・・貴様、なぜくるくると回る?」
純 「漂う気品というやつさ。君とは生まれも育ちも違う。ほら、これが僕の血統証だ。」
犬 「血統証だと?」
純 「君は、見たところ、雑種のようだね。」
犬 「・・・」
純 「君がいなくなった7年前、僕はこの家にやってきた。最初は、ともこも辛そうだったよ。君がいなくなってしまって。でも、もう君を覚えている者は誰もいない。この僕が来たからね。今では、この通りさ。」
純 「アヤカ、アヤカ、ジャーキー、チョウダイ!ジャーキー、チョウダイ!(甘える)」
子供「なあに?おやつが欲しいの?もうすぐごはんなのに・・・ママには内緒だよ!(ジャーキーを渡す)」
犬 「やめろ!!」
純 「ともこもあやかも、僕のいいなりなのさ。」
犬 「貴様、ネコかぶりやがって。」
ママ「純ちゃーん!ほーら、ごはんですよー。」

純、ポチに向かってジャーキーを投げる

純 「ほら、やるよ。腹が空いているんだろう?」

純、ともこ、あやかを両側に侍らせ、ごはんを食べる
悪そうな感じで

犬 「ちくしょう!もう、ここに俺の居場所はないっていうのかよ!ちくしょう!」

ポチ、飛び出していく
が、途中で立ち止まり、戻ってきてジャーキーを拾い

犬 「・・・ちくしょう。ちくしょうー!!」

ジャーキーを咥え、飛び出していくポチ

高笑いする、純


おわり


・・・次はちゃんと書くね。

なんか、近況とか。

奥村
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